プロダクトページの最適化を使えば、スクリーンショットのA/Bテストは無料でできます。難しいのは、何をテストするかです。「スクリーンショットを良くする」はテストではありません。「1枚目の見出しを機能名ではなくベネフィットにすると、コンバージョンが上がる。人は検索結果で“得られる結果”を探しているから」なら、テストになります。
以下のアイデアには、それぞれ変更、仮説(勝てそうな理由)、勝ちの基準の3つを添えています。1つ選んでバリアントを作り、判断はデータに任せましょう。
アイデアを選ぶ前に #
- 1つのバリアントで変えるのは1点だけ。 1つのテストには最大3つのバリアントを入れられます。無関係な3つのアイデアではなく、同じアイデアの3つのバージョンを試すのに使いましょう。
- トラフィックが少ないなら大胆に。 5%の改善を検出するには、20%の改善のおよそ15倍のインプレッションが必要です。始める前に、A/Bテスト計算ツールでテストにかかる期間を確認しましょう。
- 仮説を先に書き出す。 結果が出てから後付けで理由を考えるのを防げます。
1枚目のスクリーンショット #
最初の数枚は検索結果にそのまま表示され、多くの人はページを開かずにそれだけでアプリを判断します。まずはここから。
1. 別の機能を先頭に置く
- 変更: 2番目に強い機能を1枚目に置く。
- 仮説: 自分が一番自信のある機能が、ユーザーが探している機能とは限らない。
- 勝ちの基準: 元のページよりコンバージョン率が高い。
2. ベネフィットの見出しと機能の見出し
- 変更: 「支出を記録」を「お金の行き先がわかる」に変える。
- 仮説: 人が買うのは機能ではなく、得られる結果。
- 勝ちの基準: 画像は同じまま、コンバージョンが上がる。コンバージョンにつながるキャプションの書き方もご覧ください。
3. 入力ではなく結果を見せる
- 変更: それを作るための空のフォームではなく、完成したレポート、写真、プランを見せる。
- 仮説: プロセスよりも、得られる成果のほうが説得力がある。
4. 1枚目と2枚目をパノラマでつなぐ
- 変更: 1枚目と2枚目を、2つのフレームにまたがる1枚の連続した画像にする。
- 仮説: 画像が続いていると、つい2枚目までスワイプしたくなる。
5. 社会的証明を先頭に
- 変更: 実際の受賞歴、評価、ダウンロード数の節目を1枚目に入れる。
- 仮説: ダウンロードを止めているのは機能ではなく、信頼の不足。
- 注意: 裏付けのある主張だけを使いましょう。そうでないとApp Reviewでリジェクトされることがあります。
キャプション #
6. キャプションを短くする
- 変更: すべての見出しを数語(日本語なら10文字前後)に削る。
- 仮説: 見出しは小さなサムネイル上で約2秒で読まれるので、言葉が少ないほど伝わる。
7. 見出しに数字を入れる
- 変更: 「請求書作成の時間を節約」を「30秒で請求書を送信」に変える。
- 仮説: 具体的な数字は、あいまいな主張より信じてもらいやすい。
8. 問いかけと断定
- 変更: 「今夜はぐっすり眠ろう」ではなく「眠れない?」にする。
- 仮説: 問いかけは読み手の悩みを言い当て、手を止めさせる。
9. 文字を大きくする
- 変更: 検索結果のサムネイルでも読めるサイズまでキャプションを大きくする。
- 仮説: 誰にも読めないキャプションは何も売らない。
10. キャプションをデバイスの上に置くか下に置くか
- 変更: キャプションをデバイスの上から下へ移す。
- 仮説: 最初に目に入るべきはテキストではなくアプリそのもの。(逆もありえます。テストしましょう。)
ビジュアルのスタイル #
11. ライトとダークのスクリーンショット
- 変更: アプリをダークモードで見せる、またはライトのUIを暗い背景に置く。
- 仮説: スタイルそのものより、検索結果で周りの競合アプリから目立つことのほうが大事。
12. ブランドカラーとコントラストカラー
- 変更: ブランドカラーの背景を、カテゴリーでよく見かける配色と最もコントラストの強い色に替える。
13. グラデーションとフラットな背景
- 変更: グラデーションを単色に、またはその逆にする。テンプレートには両方のスタイルがあるので、そこから始められます。
14. デバイスフレームあり・なし
- 変更: デバイスフレームを外し、UIをスクリーンショットいっぱいに表示する。
- 仮説: フレームは、UIに使えるはずのスペースを奪っている。
15. 傾けたデバイス、3Dのデバイス
- 変更: 正面からのフラットな見せ方ではなく、デバイスを傾けたり奥行きを付けたりする。
- 仮説: フラットなデバイスが並ぶ中で、見た目の違うデバイスは目を引く。
16. 重要なUIを拡大する
- 変更: 画面全体ではなく、肝心な要素(グラフ、ボタン、結果)を1つだけ拡大する。
- 仮説: 画面全体をサムネイルサイズに縮めても、何も伝わらない。
並び順とストーリー #
17. 並び順を逆にする
- 変更: 5枚目を先頭に持ってくる。
- 仮説: 最後に追加した機能こそ、今ユーザーが一番求めているものかもしれない。
18. 課題→解決のストーリー
- 変更: 1枚目で課題を示し、残りでアプリがそれをどう解決するかを見せる。
19. 1枚1機能か、最初に全体像か
- 変更: アプリ全体のコラージュから始め、その後で個別の機能を見せる。
20. スクリーンショットを減らす
- 変更: 10枚から5枚に減らし、強いものだけを残す。
- 仮説: 最後のほうにある弱いスクリーンショットが、強いスクリーンショットまで疑わせている。
- 勝ちの基準: 見せる枚数が減っても、コンバージョンが上がる。
ユーザー層と市場 #
21. 別のユーザーに向けて語る
- 変更: キャプションをプロ向けから学生向けに書き直す、またはその逆。
- 仮説: 片方のグループのほうが、はるかに高くコンバージョンする。
22. テキストだけでなくビジュアルもローカライズする
- 変更: 1つの市場向けに、UI内のコンテンツ(名前、通貨、地名)を現地のものにする。
- 仮説: テキストを翻訳しても、アメリカのサンプルデータのままでは外国のアプリに見える。ローカライズしたスクリーンショットのA/Bテストもご覧ください。
23. 季節限定のバリアント
- 変更: 1枚目を年末年始や新学期向けのバージョンにする。
- 注意: 季節限定のテスト結果は、それ以外の時期についてはあまり参考になりません。
スクリーンショット以外 #
24. Appプレビュー動画あり・なし
- 変更: Appプレビューを追加する、または外す。
- 仮説: 先頭にある弱い動画が、一番良いスクリーンショットを隠している。
- 形式についてはAppプレビューの仕様ガイドで解説しています。
25. 別のAppアイコン
- 変更: アイコンの色やシンボルを変える。
- 注意: テストするアイコンはすべてアプリのバイナリに含まれている必要があるため、先にアプリのアップデートが必要です。
すばやく回すには #
どのアイデアでも時間がかかるのは、バリアントを作る作業です。すべての言語、すべてのデバイスサイズで作り、それをテストにアップロードする必要があります。Screenshot Studioなら、キャプション、背景、並び順の変更がすべての言語とサイズに一度に反映されます。あとは、App Store Connectにファイルをドラッグすることなく、プロダクトページの最適化のバリアントに直接アップロードするだけです。
始める前に、テストを無駄にするプロダクトページの最適化のミスに目を通し、A/Bテスト計算ツールで期間を確認しておきましょう。